行灯の赤レンガと銀杏祭り

 土曜日、日曜日ともども自転車は完全閉店し、奥さんの実家で開催される「行灯の赤レンガと銀杏祭り」(通称:行灯祭)に行ってきました。茨城県常陸太田市の旧町屋変電所(http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/index.php?code=223)を文化遺産として残していこうとする地元の方々が企画したイベントで、今年で8年目になります。

旧町屋変電所とその横にたたずむイチョウの木をライトアップし、広がる田園には多くの行灯を設置し、夕方になると火を灯します。












ちょっとした広場に模擬店を設営し、けんちん汁や、そばなどが売られており、隣接するステージは、ライブ会場となり、アコースティックな感じのバンドがいくつか演奏します。
 お義父さんやお義母さんも積極的に運営にかかわっているため、ほぼ毎年行っていますし、お祭りの創世記には僕もギターを持ってステージにたったこともありました。下手ですが・・・。

マシコタツロウ 常陸太田市町屋町ステージに立つ

 今年はこのステージに、マシコタツロウさんが立ちました。マシコタツロウさんは、この行灯祭の開催される地域のご出身で、今年を最後に閉校となるご自身の小学校、その他同様に閉校になる
近隣の小学校のため、また3/11震災のチャリティ活動のため、出演されたとのことです。 恥ずかしながら、「ハナミズキ」「もらい泣き」、「マシコタツロウ」は知っていましたが、どのような方かわかっておらず、前日にWikipediaで調べたくらいです。

 ステージに立って話しているのを見ると、非常に温和で、親しみやすい方だと思いました。田舎の田園脇に設置された簡易ステージ、あまりよくないPA、マイクなど機材を使用することになっても嫌な顔ひとつせず、「私は単なる佐都小出身のマシコタツロウです。皆さんと何も変らず、地元の町屋、春友にはしょっちゅう帰ってきています・・・」等、話されていました。サポートメンバの方々も普段行っているだろうステージと変らずテンションをあげて演奏していました。

 さすがにプロフェッショナル!リハの仕方から違う・・・。ドラムの音、リズムの安定感はさすがだし、キーボード、ベース、ギターなど・・・同じ機材を使っているとは思えないほど音の出し方が丁寧でミスがない。ヴォーカルも素人とはちがって、ハズシがないし・・・。さすがそれぞれがさらに他のプロと演奏してきただけあって、臨時で組まれたバンドとは思えないクォリティの高さでした。時間の関係上、最後まで見れなかったけれど、駐車場のほうからうっすらと「ハナミズキ」アレンジらしき音楽が聞こえてきました。

いいなぁマシコタツロウさん。来年はちょっとステージに立てるよう頼んでみようかな・・・と思った次第です。