山登りトレーニングと山登りローディーズ

 最近暖かいので以前から何度かチャレンジしている峠に今日もチャレンジ。


 峠ふもとまで行くと、一人ローディがサイコンを調整している様子で、すでに反対側から峠を越えてきたような様子。峠ふもとに行く前のウォームアップが十分じゃなかったのか、最初の6%、200m程度ですでに疲労感があふれてきた感じ・・・さらに、踏み込むたびにどこからかティンティンとかるくフォークが鳴るような音がするので、歩道に停止し、リヤタイヤを少し調べていると、先ほどのローディが上がってきた!「速いなぁ・・・」ケイデンスが高く、スイスイ上がっていく感じ。タイヤを回してみてもよくわからないので、気にせず行こうということで再度上り始めると、先ほどのローディは遠くの曲がり角を曲がって見えなくなりつつあるところを走っていたので、間隔を広げずに走っていけるか・・・とケイデンス高めで追いかけてみたけど、次のコーナーで断念! コーナーを曲がるとすでに長いストレートで姿は見えず・・・「このままでは峠まで上りきれない」と確信し、ペースを落とした。
 斜度6%程度であれば55-65bpmで回せる感じだったが、8%を越えるとケイデンスを維持できない。この峠は過去に2回チャレンジしており、前回はもっと軽く上がれたイメージがあったので、悔しいがここ数ヶ月で力が落ちたのかもしれない・・・。斜度のきついポイントでもゆっくり踏む感じで、前を見すぎず、5m-10m先の目標をクリアすることに専念して淡々と走っていると、上から先ほどのローディが降りてくる。「もう上がったのか・・・」そして「まだ上るのか」と思いながら最後の8-10%ゾーンをひたすら登り頂上に到着。
 5.5Kmを25分、平均13Km/h・・・疲れた・・・と、お昼も近い時間だったので上ってきた道を下って帰ろうかとも思ったが、先ほどのローディを思い出し反対側の峠にチャレンジすることに決定。前回のチャレンジでも反対側をおり、別の道を上ったことがある。というのも反対側は距離こそ短いが圧倒的に斜度が厳しく、緩やかなインターバルポイントが少ないことがわかっていたからだ。
 とにかくストイックなトレーニングを行っている先ほどのローディに見習い、チャレンジしてみるつもりで反対側を降りる。上るときに危険と思われる路面凍結ポイントなどを抑え、また斜度の厳しさを再確認しながらふもとの上り開始地点までゆっくり降りていく。距離は約1.5Km短い4Km程度。

 上り始めは斜度も緩く軽快にまわる感じがした。「ウォームアップ完了したから?」と楽観的に思ったが、それはただ単に斜度が緩いから・・・ということがわかった。6-8%に差し掛かるとさすがに軽快とはいかず、息も上がってくる感じがわかる。おまけに6-8%でも厳しいところに10%標識が現れ、インナー・ローでもまわらなくなってくる。ダンシングを駆使して上るが、スピードは5-6Km/h程度!!すでに自立しているのも大変で、腕の力で腰から下を押し込む感じで車輪を動かす・・・(このとき車輪は回っていない)・・・入力の間だけ動いている感じで、左右に車体を動かすことで倒れないようにバランスをとっているのみだ。遠くに(といっても50m程度だと思うが)若干斜度が緩くなるコーナーが見える!「あそこまで我慢すれば何とかクリアできる!」・・・とにかく気合で腕立て伏せを繰り返し、「足を着かない」という目標は達成した。

 峠まで3つの10%標識ゾーンがあり、それらをつなぐ休憩ゾーンは6-8%。今までチャレンジした峠ではおそらく最も厳しいものだと思う。4Kmを約21分、平均11Km/h・・・。驚くべきことにあのMr.ストイックとは、反対側の上りでも頂上付近ですれ違った。距離は向こう側のほうが長いのに、頂上まで上りきり、くだりに入ったところですれ違ったのだから、比較にならないスピードで上がっていることになる。

 頂上までのぼり、やっと来た道を戻ることができる〜・・・上りの苦しさは、下りで支払われると感じるくらい下りは楽しい!長い下りを凍結箇所で滑らないように降りていくと、下から上ってくる別のローディ発見!ちょっとみた感じ白髪が混じり、明らかに年輩の方に見受けられる。失礼ながら「あの歳でこの峠にチャレンジするのか・・・」

 先ほどの年輩ローディとMr.ストイックの影響でふもとまで下りきる前に、再度頂上まで行くことを心に決めました。Mr.ストイックも反対側に降りたし、勝手に「同じ本数クリア」を目指して上り始めた。
 体力は先ほどの10% x3 で十分削られており何度か引き返そうとも思ったが、苦しいときに限って、冷静に「どこが苦しいのか」と体に問いかけ、疲れていない筋肉を使うことを意識する。何とか苦しいところをクリアして残り1Kmくらいのところで、なんとMr.ストイックが降りてくるではないか!!さすがMr.ストイック!! 「厳短 x2 緩長 x4 ???」か!と勝手に決めていたが、この時点でもう追いかける気力はNOTHING・・・とにかく頂上まで上がりきることに集中する。
 頂上付近のこり50m程度のところで、先ほどの年輩ローディが見えた。「お疲れ様です」と声をかけて、頂上ゴール。

下りではMr.ストイックが苦しい表情で上ってくるのが見えた。

 Mr.ストイックは若く見えたが、なにより走れそうな感じだったし、年輩ローディの方の歳はうちの親父より上に見えたので、本当に関心した。今回は、会話もない、見知らぬローディ達の影響を受け思いのほかトレーニングをすることができたと感じた。一人では心折れるところ背中を押してもらった感じだ。

RESULT

種類 カテゴリ TIME DST AVE.SPD AVE.HR AVE.CAD
サイクリング レーニン 02:20:06 38.18 km 16.4 km/h 138 bpm -

帰ってから、前回のラップと比較してみると、明らかに遅くなっていることがわかった。鍛錬せねば!!!

前回比較LAP(片側上りのみ)

トライアル BIKE TIME DST AVE.SPD
今回 SCOTT CR1 00:25:06 5.48 km 13.0 km/h
前回 SCOTT CR1 00:23:14 5.41 km 14.0 km/h
前々回 GIOS PURE FLAT 00:26:19 5.59 km 12.7 km/h