ツールドさくらがわ 2011

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いよいよ、待ちに待ったツールドさくらがわサイクリング大会当日。今年は狂気のパノラマビューコースが震災の影響でコースチェンジとなったが、僕たちにとっての初めてのツールドさくらがわだ。パノラマビューコースの開催年、完走率60%!コース図を標高で見るとオーストラリアのエアーズロックを思わせる山!難易度の高いこのコースを走れることを来年楽しみにしている・・・とはいえ、今年のコースをクリアせねば。安くなったといっても2Km程度九十九折の坂が3本含まれたAコースは結構走り応えがありそう。
朝3:30分、集合、4:00発。午後から雨が降るとのこと・・・なんとか走り終えるまで待ってほしい!

テーマ

 今日のテーマは、「全員で走る!全員で完走する!」
メンバの中で比較的コースを把握し、山を走りなれたと自負している僕は積極的に前を引く側に回り、ペースコントロールを念頭に置くことにする。今回は山を含むロングライド。途中で回復せずにオーバーペースになりすぎないように皆で話あった。

ツールドさくらがわ開催

 現地入りすると、早く着いたつもりでいたのに結構車がある。皆さん気合の入り方が違っております。われわれも受付を済ませた後バイクを下ろし、サイコンの調整等を始めた。7:00過ぎから開会式が始まり、大会委員長、桜川現市長のお話をお聞きした。大会委員長は来年こそはパノラマビューコースが復活することを市長にもお願いしていた。市長はマイクを用意するように大会実行委員会にお願い。震災の影響でいろいろ不便な部分が多かった様子。にもかかわらず善意で開催いただき、感謝です。
 開会式が終わると、スタートまであまり時間がなく、バイクを運びスタート地点に入る。10人ずつ1分間隔でスタート。われわれのスタートは2番目の08:01。レースではないけれどスタートはちょっと緊張する〜。スタートと同時にまずは番号順でしばらく桜川市街を走る。

山に向かって〜

桜川市街地のパレード区間が終わると、基本的に上り基調にる。このときには僕が引いていたんだけど、後ろから「あまりずっと引いていると疲れるよ〜」とのこと。まぁ疲れるペースでもないからいいんだけど、まぁ一度歩道に入ってってことなのでしばらくボケ〜としていたら、「どんだけ〜」って位ダンシングで前にでてきた。塾長とアニキが先について僕とキャプテンは大きく集団とその後ろの分段組に分かれてしまった〜。あれれ・・・。こうなるとこっちの集団は特に追いつく気がないから先に行った二人が積極的に落ちてこない限り追いつかないだろうなぁってことでこちらから追いつくことにした。キャプテンと回しながら何とかスピードを上げ、まだ山に入る手前なので少し踏み込んで集団につく。集団の中腹あたりに塾長とアニキが陣取っていて、ケツにキャプテンと僕がついた。まぁ山まで行けばバラけるし、そのときまでは集団に引かれようってことで楽チン走行。ほとんどペダル踏むことないし。

山が見えたで〜

 集団の後ろのほうに陣取っていたけれど、その集団も目の前に立ちはだかる坂の前ではもはや集団の形を保っていられなくなり、散り散りになっていく。「あぁわぁ〜人がごみのようだぁ〜」坂の中腹まで惰性で上ったと思ったところはまだ坂のエントリにも入っていないとのこと。「ここからが山道だよ〜」なるほど、先には九十九折の道が見える。
 ペースはあまり上げないとのことで、軽いギヤ選択+トルクで上がる。まだまだ回して上るよりは力任せに上るほうが苦しさは少ないとのことで、乳酸抜きのためにダンシングするとき以外は基本シッティング、低スピードキープということで一、二、一、二とペダルに脚を押し込んでいく。距離は2Km弱程度かな?斜度の緩急があり急斜->緩斜->の繰り返しのおかげでクリアできた。
ここでCP1。助かった〜水分切れそうだった。

富谷林道

 CP1が終わると、また山。今度は九十九折の道に入る前に壁のようなストレート。おそらくここが厳しかったんじゃないかな。距離は2,300m程度だとおもうけど、斜度はきつくダンシングでクリア。九十九折の道に入り斜度が緩くなり、くるくる上っていく。塾長がついてくるので塾長とランデブー。九十九折に入り最初のころはカーブの斜度も緩いが、一箇所倒れるかと思うくらいの鋭角カーブをインから入ってしまった。カメラ用意していたが、やばい!ということでささっとしまい、気合で踏む。あれが数10m続いたらやばかった。二番目の坂は最初の坂よりは厳しかった。しかし上った先の峠で見た眼下を見下ろす風景は格別だ。これで完全に晴れていれば富士山まで見れるとのこと。しかし今日の予報では雨が降るとのこと、雨が降っていないだけでもラッキーとしよう。

緩やかな上り基調

 2番目の大山を越えると、緩やかなのぼり基調が10Km程続く。このあたりは上り基調もあり、スピードを押さえていく。ちょうど前に女性ライダーが単独で走っており、抜きつ抜かれつ・・・という感じだったので、視界に捉える範囲内に置き、一定ペースでクリア。坂で脚を使いすぎず、くだりで回復。下るとCP2まで小貝川サイクリングロード。皆も回復している様子で、ペースを30Km/hアラウンドで調整していたら、周りのライダーも乗ってきた。僕たちのトレインはCP2までの間結構長い車列を組むことになり、先頭を走る僕も結構楽しかった。ちなみにここで栃木県真岡市に入り、県をまたぐイベントになぜか興奮していた。
「次は〜CP2, CP2・・・お降りのお客様は落し物、お忘れ物などなさいませんようご注意ください・・・」

最後の坂---ゴルフ場坂

 CP2で水分補給。あまり時間を費やさずストレッチとエネルギー補給のみとする。CP2を過ぎると最後の坂がやってくる。最後の坂はゴルフ場に上る道。緩やかだが長い坂がゴルフ場入り口まで続いている。1.0Km程度?下から見るとうえのほうをえっちらおっちら上っているライダーが見える。峠の九十九折とちがって先が見えているので楽といえば楽かも。ということでクリア。

ゴールへの道

 南西の風によりこの道は方向によっては向かい風に入る。キャプテンはくだりの勢いに乗り先方のグループと分断してしまった。アニキは先ほどの坂のダメージを回復するまでの間はスピードを上げずいきたいということで、比較的にスピードの合いそうな方の後ろに勝手に入らせてもらう。
 しばらくゆっくりペースな方の後ろで脚をくるくるさせていると、アニキが前の二人を抜きにかかった。塾長と僕で抜くか抜かぬかちらちらやっているのを見ていたアニキが塾長の後ろから率先して前にでたようだ。それをみて塾長!立った!!よっしゃぁそうくるか!いこうじゃないの〜!ということで立とうとしたら、それをタイミングと踏んだかのように後続がわれもわれもでどんどん抜きにかかる。キャプテン!塾長〜、アニキ〜!一人島に取り残されてしまった。車も通る細い道で無理やり抜くこともできず、後ろをちらちらしていたら、きたきた速い列車。なんかチームジャージ着ている4人のトレイン。見ると先頭は前の二人を抜いても、その先で内側に入ろうとしない。よっしゃこれは一気に後ろについていけるってことで飛び乗る。いいねぇ!離れた集団に一気に追いつき、キャプテン、塾長、アニキをも追い越した。

Come on the ride?

 これに乗っていこう!風があるし、このチームの後ろにつけば速いだろう。若干スピードは高めで走っているようだったが、アニキも回復しているようでOK。ということでここからはこのチームに乗せてもらう。
 チーム内でローテーションしているらしく、公道であるにもかかわらずしっかりくるくる。本来なら僕もローテーションに加わるのが筋なんだろうが、こっちにも事情があるので・・・・ということで、申し訳ないが単純に後ろにつかせていただいた。
 結局、後続からもこのチームと同様の集団が合流し、ゴール間際の街中で3列くらいに広がり皆でスピードを上げ始めた。最後の最後までは乗り切れなかったけれど、おかげで風ふく中らくらくでゴールまで運んでもらった・・・それにしてもブルジョワなチームで、バイクは高級車+高級ホイールのオンパレードだったなぁ。

ゴール

 何度かこのメンバを含む同好会でイベントに参加してきたが、今日初めて全員そろってゴールすることができた。途中でついていけないって感じたときもあるだろうし、走りきれないとあきらめそうになったこともあったろうが、なんとか目的を達成することができた。
 走行時間はグロスで4時間9分。去年の笠間センチュリー(ハーフ)と比べると抜群に速いし、100km程度のロングライド全員ペースは悪くない。

RESULT

種類 カテゴリ TIME DST AVE.SPD MAX.SPD AVE.HR MAX.HR AVE.CAD MAX.CAD
サイクリング イベント 04:10:11 94.38 km 22.6 km/h 53.5 km/h 141 bpm(76%) 176 bpm(95%) 82 rpm 142 rpm